高齢者の賃貸借契約について!入居審査に通るコツも解説

ご年齢を理由に賃貸物件の審査に落ちてしまい、なかなか希望通りのお住まいが見つからずにお困りではありませんか。
ご自身の収入や健康状態に問題がない場合でも、貸主が抱える孤独死や家賃滞納へのリスク懸念から入居を断られるケースは多く、お部屋探しが難航して不安を感じてしまうお気持ちはよくわかります。
本記事では、大家さんが高齢者の入居を制限する背景や、審査に通りにくい3つの要因を客観的なデータとともに明らかにし、スムーズに賃貸借契約を結ぶための実践的なコツについて解説します。
これから新しいお住まいへの引っ越しを検討されている高齢者の方は、ぜひご参考になさってくださいね。
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賃貸物件で入居制限を受ける背景

高齢の方の賃貸借契約における入居制限の背景には、主に貸主が抱えるさまざまなリスクがあります。
まずは、高齢の方が物件を借りる際に入居を断られる理由や現状について、解説します。
年齢制限の法的な背景
民間賃貸では、貸主が相手や条件を決める「契約自由の原則」が基本で、年齢を審査項目に含めても違法とは限りません。
ただし、住まいは生活の基盤であり、年齢だけで一律に判断せず、収入や支援体制を見る考え方が広がっています。
また、合理的な理由なく特定の属性を不利に扱わないという差別防止の意識も高まっている状況です。
さらに、住宅セーフティネット法では、高齢の方を支える登録住宅や相談窓口が整えられました。
そのため、自治体や支援機関へ相談すれば、住まいの選択肢を広げる手がかりとなるでしょう。
貸主のリスク管理と、入居者の住まい確保を両立させる視点が大切です。
入居拒否の実態と統計
調査では、オーナーの約6割~7割が、高齢の方の入居に慎重な姿勢を示しています。
65歳を超えて部屋を探した方の約27%が年齢を理由に断られ、そのうち約55%が複数回の拒否を経験しています。
とくに、70歳以上の単身者は、緊急時の連絡体制を不安視されやすく、審査の壁が高まりやすいでしょう。
また、貸主の約9割が懸念するのは、居室内で亡くなる事態への対応とされています。
自然死は原則として告知不要ですが、発見が遅れて特殊清掃などがおこなわれた場合、賃貸借取引では死亡の発覚からおおむね3年間は告知が必要です。
そのため、募集への影響や空室の長期化を避けたい事情が、慎重な判断につながっています。
大家さんが抱えるリスク
大家さんが審査で重視するのは、死後の原状回復、残置物処理、空室が長引く可能性です。
発見まで時間が空くと、特殊清掃や修繕が必要となり、次の募集までに手間と費用がかかるでしょう。
また、残置物は相続人の確認が取れなければ、貸主の判断だけで処分しにくい問題があります。
さらに、火の消し忘れや水漏れなど、建物や周囲へ影響する事故への備えも欠かせません。
しかし、これらの確認は高齢の方を避けるためではなく、安心して契約を続けるための準備といえます。
緊急連絡先や見守り体制を示せば、貸主の不安を減らし、前向きな判断につなげやすくなるはずです。
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高齢の方の賃貸審査が通りにくい3つの要因

前章では、入居制限の背景について述べましたが、審査の壁についても気になりますよね。
ここでは、高齢の方が賃貸審査に通りにくくなる、3つの大きな要因について解説します。
健康面と見守りの不安
健康面で確認されやすいのは、急病時に誰が異変へ気づき、どこへ連絡するのかという体制です。
単身でも見守りの仕組みを示せば、貸主や管理会社へ安心材料を伝えられるでしょう。
たとえば、人感センサーや電話確認を利用すると、生活の変化を早めに把握しやすくなります。
また、かかりつけ医や通院先、服薬状況を整理したメモは、体調変化への備えとして有効です。
さらに、緊急連絡先を複数用意し、介護サービスの利用状況も伝えると、安定した生活を説明できます。
健康状態だけでなく、異変時に支援へつながる仕組みまで示すことが、審査での信頼につながるでしょう。
年金収入と滞納リスク
年金収入は、定期的に受け取れるため安定性を説明しやすい一方で、支出とのバランスが重視されます。
まずは、家賃と管理費を合わせた住居費が年金月額のどの程度か計算し、支払い計画を示しましょう。
また、医療費や生活費を差し引いても余裕があることを表にすると、支払い能力が伝わりやすくなります。
さらに、年金振込通知書や源泉徴収票、預貯金残高証明書があれば、収入や資産を説明できるでしょう。
親族から援助を受けられる場合は、連絡先や支援内容をまとめておくことも有効です。
収入額だけでなく、継続して家賃を支払える根拠を示すことが、滞納への懸念を和らげます。
保証人確保の難しさ
賃貸審査では、家賃の支払い責任を借主とともに負う、連帯保証人の有無が確認されます。
しかし、高齢の方は親族も年金生活であったり、遠方に住んでいたりして、保証人の確保が難しいのです。
そのため、初めから家賃債務保証会社の利用を前提に、不動産会社へ相談する方法が現実的です。
保証会社は保証料を支払うことで、家賃滞納時に立て替えをおこなう仕組みとなっています。
また、認定家賃債務保証業者を選び、必要書類や審査条件を早めに確認すると手続きが進めやすくなります。
保証人だけに頼らず、成年後見制度や支援機関も含めて窓口を整えることが、安心できる契約への近道です。
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高齢の方が賃貸物件を借りるコツ

ここまで、審査が通りにくい要因を解説しましたが、具体的な対策も押さえておきましょう。
最後に、高齢の方が賃貸物件をスムーズに借りるための、実践的なコツについて解説します。
シニア向け物件の探し方
お部屋探しでは、最初から高齢の方が相談しやすい物件に絞ると、審査や契約を効率よく進められます。
検索時は、「高齢者歓迎」「シニア相談可」「見守りサービス付き」などの言葉を活用してみましょう。
また、住宅セーフティネット制度の登録物件は、配慮が必要な方を受け入れる住宅として探せます。
さらに、自治体などが参加する居住支援協議会、生活を支える居住支援法人への相談も有効です。
役所の住宅担当窓口では、地域で利用できる制度や支援先を案内してもらえる場合があります。
UR都市機構なども含め、保証人や収入の条件を確認しながら候補を広げることが大切になります。
家族や支援者の協力
家族や支援者の協力は、入居後の生活や緊急時の対応について、貸主へ安心感を伝えるうえで効果的です。
内見に親族が同席すれば、連絡を取り合う関係性や、支援体制を示しやすくなるでしょう。
また、室内の段差や手すり、通院や買い物のしやすさを一緒に確認すると、長く暮らせる物件を選べます。
近くに家族が住んでいる場合は、訪問頻度や緊急時の対応方法を具体的に伝えることが大切です。
さらに、緊急連絡先には確実に連絡がつく方を選び、事前に承諾を得て記載しましょう。
親族の支援が難しくても、居住支援法人や身元保証サービスを利用すれば、連絡体制を補う材料になります。
保証制度の活用と準備
連帯保証人が難しい場合は、早めに家賃債務保証制度について不動産会社へ相談しましょう。
一定の保証料は必要ですが、家賃滞納時の立て替えに備えられ、貸主の不安を軽減しやすくなります。
また、高齢の方への支援に理解がある保証業者を選び、見守りサービスや保険も組み合わせると安心です。
さらに、死後事務委任契約は、亡くなった後の残置物や各種解約への備えになるでしょう。
申し込み時は、年金振込通知書や預貯金残高証明書、健康状態の書類を最新の内容でそろえます。
必要書類を整理し、支援体制とあわせて説明できれば、契約の相談を前向きに進めやすくなるはずです。
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まとめ
高齢者の入居が断られる背景には、孤独死に伴う特殊清掃の発生や空室期間の長期化など、大家さんが抱える多くのリスクがあります。
審査の主な壁は、急病など健康面の不安、年金収入による家賃滞納の懸念、連帯保証人を確保しにくい点です。
シニア向け物件を探し、家族の協力や家賃債務保証制度、見守りサービスを整えることで、契約を前向きに進めやすくなるでしょう。
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株式会社エムズ
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