賃貸物件のにおいのクレームについて!責任所在や事例・予防法なども解説

賃貸経営をしていると、においに関するクレームを受けることもありますよね。
クレームは退去や空室リスクにつながるので、きちんと対処することが大切です。
今回は、賃貸管理・賃貸経営をしている方に向けて、においのクレームに関して押さえておきたい3つのポイントを解説します。
責任所在とクレームの事例、トラブルの予防法について解説しますので、ぜひご参考にしてください。
においに関するクレームを受けたときの責任所在

においトラブルは賃貸物件の入居者の快適な暮らしを妨げるうえ、退去や空室につながってしまう可能性もある問題です。
そのため、管理している賃貸物件でにおいのクレームを受けたら、速やかに対応したほうが良いでしょう。
ただし、管理者は賃貸物件のすべてのにおいに対して責任を負うわけではありません。
では、管理者が責任を負うのはどのようなケースなのでしょうか。
においに関するクレームの責任所在
賃貸物件の管理者が責任を負うのは、においの原因が設備や建物にあるケースです。
たとえば、換気設備の故障や排水管の異常、建物の構造などが原因でにおいが発生している場合はオーナーが対応しなくてはなりません。
一方、賃貸物件の管理者が基本的に責任を負わないのは、においの原因が入居者の生活習慣であるケースです。
ゴミやタバコなどが原因でにおいが発生している場合、責任所在は基本的に当該入居者にあります。
においのクレームを受けたときは、まず責任所在を明確にして、すみやかに入居者へ説明しましょう。
クレーム対応をしないことが招くリスク
においに関するクレームを受けたのに対応しないと、入居者から不信感を抱かれて、退去されてしまう可能性があります。
とくに、責任所在が管理者にあるのに対応を怠ると、損害賠償を請求される可能性もあるので注意しなくてはなりません。
設備や建物が原因の場合は、すみやかに原因を究明して今後の対応方法を決め、入居者へ伝えましょう。
また、責任所在が入居者にある場合でも、放置していると問題が大きくなるリスクがあります。
そのため、管理者の責任ではなくても、当該入居者へにおいを抑えるように伝えるなどの働きかけは必要でしょう。
つまり、においのクレームを受けたときは、責任所在にかかわらず管理者がきちんと対応する姿勢を示すことが大切です。
すぐに解消することが難しい場合でも、対応してもらっていると感じると、大きなクレームや退去につながるリスクは減少します。
においの感じ方には個人差があるので、「これくらいなら問題ないだろう」と思っても放置せず、すみやかに対応しましょう。
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賃貸物件のにおいに関するクレームの具体的な事例

においに関するクレームには、さまざまな内容があります。
具体的な事例を前もって確認しておくと、実際にクレームを受けたときにすみやかな対応ができるでしょう。
賃貸物件のにおいに関するクレームの具体的な事例について、排水口とゴミ、タバコとペット臭の4つに分けてそれぞれ解説します。
クレームの事例①排水口からのにおい
賃貸物件の設備が原因のにおいは、排水口から発生することが多いでしょう。
排水口はおもにキッチンや洗面所、浴室やトイレなどにあります。
「キッチンで嫌なにおいがする」「浴室が下水くさい」などの水回りで感じるにおいは、排水口から漂っている可能性が高いでしょう。
なお、排水口は設備に該当するので基本的に管理者が責任を負いますが、入居者の過失がにおいの原因になっていることもあります。
何かをつまらせたり長期間掃除を怠ったりなどの場合は責任の所在が変わるので、きちんと原因を究明しておきましょう。
クレームの事例②ゴミのにおい
ゴミに関する事例は、賃貸物件で発生するにおい問題のなかでも多いでしょう。
具体的には、ゴミ捨てのルールを守らずに出されたゴミが長期間放置され、悪臭が発生してクレームにつながる事例があります。
また、収集日の前日に廊下へゴミを出しておくことや、きちんと分別しないなどの行為もにおいの発生につながります。
部屋やベランダにゴミを大量にためこむ住人がいて、悪臭が漂い続けてしまう事例もあるので注意が必要です。
クレームの事例③タバコのにおい
タバコのにおいに関するクレームも、賃貸物件では発生することが多いものです。
とくに、においが部屋につかないようにベランダでタバコを吸っていると、隣室からクレームを受ける可能性が高いでしょう。
また、廊下やエレベーターホールなどの共用部分がタバコ臭いとのクレームを受ける事例もあります。
クレームの事例④ペット臭
ペット可の賃貸物件では、ペット臭のクレームに注意が必要です。
とくに、ベランダで排泄させて放置するなど、トイレの管理が悪くてクレームにつながる事例は数多くみられます。
また、前の住人が飼っていたペットのにおいが壁や床にしみついていて、新しい入居者からクレームを受ける事例もあります。
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においに関するクレームを受けないための予防法

管理している賃貸物件でにおいに関するクレームを受けると、適切に対応しても入居者の印象が悪くなる可能性があるでしょう。
したがって、においに関するクレームはできるだけ受けないようにすることが大切です。
そこで実践したいのが、においトラブルの予防法です。
とくに押さえておきたい3つの予防法について、それぞれ確認しておきましょう。
予防法①ゴミのにおい対策
ゴミのにおいの予防法には、おもに以下の3つが挙げられます。
●ゴミ収集のルールを周知
●ゴミ置き場の清掃を強化
●防虫ネットやフタ付き容器の設置
ゴミを出すのは入居者であるため、まずルールをしっかり周知することが予防法として有効です。
また、ゴミ置き場が清潔に保たれているとにおいを予防できるだけではなく、入居者のルールを守ろうとする意識が高まります。
そして、防虫ネットやフタ付き容器を利用するなど、できるだけにおいを抑えるための対策もおこないましょう。
予防法②タバコのにおい対策
賃貸物件を禁煙にすればタバコトラブルを防止できますが、全面的な禁煙化は難しいかもしれません。
全面的な禁煙化が難しい場合は、喫煙が可能な場所に関するルールを設けて入居者に周知しましょう。
とくに、ベランダでの喫煙はトラブルが起こりやすいので、禁煙を徹底することが大切です。
共用部を喫煙可にする場合は、換気設備や空気清浄機を設置するなどの対策を講じましょう。
予防法③ペットのにおい対策
ペットのにおいトラブルを防ぐためには、賃貸物件を「ペット可」にするときに必要な3つの条件を押さえることがポイントです。
1つ目は、飼育マナーを決めることです。
汚物の処理方法や共用部でのマナーなど、においトラブルの発生防止につながるルールをしっかりと決めておきましょう。
2つ目はペットの種類や頭数など、飼育可能な動物の条件を決めることです。
「小動物のみ」「犬は小型犬だけ」など、管理に差し支えのなさそうな条件を設定しましょう。
そして3つ目は、退去時のクリーニング費用として敷金を多めに設定することです。
ペットを飼育していた部屋にはにおいが残りやすいので、次の入居者からクレームを受けないようにしっかりと消臭しましょう。
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まとめ
管理している賃貸物件でにおいに関するクレームを受けたときは、責任の所在にかかわらずきちんと対応することが大切です。
においに関するクレームには排水口やゴミ、タバコやペットなどのさまざまな事例があります。
できるだけクレームを受けないためには、有効な予防法をしっかりと講じておきましょう。

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