空室対策で共用部のリフォームをおこなう重要性は?タイミングもご紹介!

空室対策で共用部のリフォームをおこなう重要性は?タイミングもご紹介!

賃貸経営を成功させたいなら、入念な空室対策が欠かせません。
なかでも、共用部の管理は重要な項目であり、ケースに応じてリフォームをおこなう必要があります。
そこで今回は、賃貸物件の空室対策として、共用部のリフォームをおこなう重要性とともに、工事のポイントやタイミングをご紹介します。

空室対策として共用部のリフォームをおこなう重要性とは

空室対策として共用部のリフォームをおこなう重要性とは

賃貸物件の空室対策で共用部のリフォームをおこなう重要性は、主に以下の2項目です。
事前にリフォームの重要性を把握しておけば、費用が無駄になるリスクも抑えられます。
賃貸経営では、ランニングコストの少なさがポイントになるので、空室対策として共用部のリフォームが必要かどうかを慎重に判断しましょう。

リフォームの重要性①内見時の印象が上がる

空室対策として共用部のリフォームをおこなうと、内見時の印象を上げられる可能性があります。
賃貸物件の共用部や建物の状態は、入居者の満足度に直結するため、日頃から適切な清掃・管理が必要です。
たとえば、築年数の古いアパートであっても、エントランスや廊下が綺麗なら、内見者の印象は良いでしょう。
一方、共用部の清掃・管理が行き届いておらず汚れていれば、内見者の印象は悪くなり、空室率が上がる傾向にあります。
また、入居者が退去する理由にもなるので、共用部の状態が悪いなら、リフォームを検討しなければなりません。
このように、共用部や建物の印象は内見希望者だけでなく、入居者にも影響を及ぼすため、ケースに応じてリフォームの重要性が高くなるでしょう。

リフォームの重要性②建物の資産価値を高められる

空室対策で共用部のリフォームをおこなえば、建物全体の資産価値を高められる可能性があります。
資産価値の高い物件は、将来的な売却がしやすく、手元に多くの利益を残せるでしょう。
賃貸経営では、出口戦略も重要なポイントに挙げられるので、将来的な資産価値も視野に入れて運用しなければなりません。
そのためにも、日頃から物件を適切に管理しておき、共用部や建物全体を綺麗に保っておくことが大切です。
賃貸経営を検討している方は、リフォームの重要性も考慮しながら、運用計画を立てていく必要があります。

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空室対策として共用部のリフォームをおこなうときのポイント

空室対策として共用部のリフォームをおこなうときのポイント

空室対策で共用部のリフォームをおこなうときは、あらかじめ注意点を把握しておくことが重要です。
とくに押さえておきたいポイントには、以下の3つがあります。

ポイント①エントランスに特徴を持たせる

賃貸物件において「エントランス」は、物件の顔とも呼ばれる重要な部分です。
エントランスの魅せ方を工夫すれば、空室対策が成功しやすくなるでしょう。
これは、他物件と差別化を図るためです。
エントランスに特徴を持たせると、美観性が向上しやすく、入居率の上昇につながります。
特出した特徴がないハイツタイプのアパートより、エントランスとアプローチに重点を置いたリフォーム物件のほうが空室になりにくく、入居者の満足度も向上しやすいです。
空室対策として共用部のリフォームを検討しているなら、周辺物件との比較を考慮しながら、工事内容を決めることをおすすめします。

ポイント②乱雑に止められがちな「駐輪場」を改善する

賃貸物件のなかには、駐輪場を設置しているケースがあるでしょう。
しかし、駐輪場を設置するときは、清潔感を意識しなければなりません。
乱雑な止め方をされてしまっては、せっかく駐輪場を設置しても印象が悪くなりがちです。
横貼りのウッドフェンスを施工して目隠しにしたり、空きスペースを駐輪場にしたりと工夫すれば、物件の見た目は改善されます。
このように、見た目を重視した工事を検討するのがポイントです。

ポイント③ゴミ置き場が見えていると悪印象を持たれやすい

ゴミ置き場は、清掃を心がけていても散らかりやすく、見た目の印象が悪くなる傾向にあります。
荒れたゴミ置き場になっていると、入居者のモラルが露呈するだけでなく、内見者に悪印象を与える要因にもなるので注意が必要です。
設置場所や目隠しの有無で印象が大きく変わるため、空室対策で共用部のリフォームを検討しているなら、その点も考慮すると良いでしょう。
物件のエントランスから見えにくい場所にゴミ置き場を設置したり、分別しやすいよう区画を整備したりと対策する必要があります。
空室対策として共用部のリフォームをおこなうときには、入居者が過ごしやすい環境を検討することが大切です。
そのために、日頃から入居者が何に困っているのか、コミュニケーションを取っておくのも一つの手段として挙げられます。

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空室対策として共用部のリフォームをおこなうタイミング

空室対策として共用部のリフォームをおこなうタイミング

空室対策として共用部のリフォームを検討するタイミングは、主に以下の3パターンです。
賃貸経営を始める前に工事の時期を把握しておけば、余計な費用負担をせずに済むでしょう。
ランニングコストを抑えるためにも、リフォームの適正タイミングをあらかじめ把握しておくことをおすすめします。

タイミング①空室が続いたとき

まず、空室が続いたときは、共用部のリフォームを検討するタイミングです。
賃貸物件を所有していると、建物や設備は少しずつ劣化していきます。
劣化した建物や新しい設備が備わっていない物件は、需要が低く、空室が目立ってくるでしょう。
そのままにしていると、家賃を下げざるを得ない状況になってしまうため、内装や設備の刷新を検討しなければなりません。
入居者のニーズや市場動向に合わせたリフォームを実施すれば、競合物件との差別化が図れるため、入居率の上昇につながります。
複数名の入居者が立て続けに退去したり、入居者がなかなか決まらなかったりしたときには、共用部のリフォームを検討してみると良いでしょう。

タイミング②減価償却が終了したとき

減価償却とは、固定資産の購入費用を使用可能期間にわたって分割して、費用計上する会計処理のことです。
一般的に、建物の築年数が20年以上経過すると「設備の減価償却」は終了します。
これは、設備の資産価値がなくなったことを意味し、客付けに影響を及ぼしかねません。
このタイミングでリフォームを検討すれば、物件の資産価値を維持・向上できる可能性があります。
共用部のリフォーム時期で悩んでいるなら、減価償却が終了するタイミングもおすすめです。

タイミング③競争力の低下が現れたとき

築年数が経過すると、物件の競争力が低下し始めます。
ほかの物件と比較して劣るため、このタイミングでリフォームを検討すると良いでしょう。
適切なリフォームを実施すれば、築年数が経過しても家賃を下げずに、物件の競争率を向上できる可能性があります。
資産価値も高められるので、将来的な売却もスムーズに進められるはずです。
注意点として、工事をしても、想定する競争力向上につながらないおそれがあります。
工事費用の回収に時間がかかるケースもあるため、リフォームをおこなうときにはターゲットを明確にし、賃貸物件の需要があるかどうか吟味しなければなりません。

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まとめ

空室対策として共用部のリフォームをおこなう重要性には、内見時の印象・資産価値の向上が挙げられます。
リフォーム時のポイントとして、エントランスに特徴を持たせたり、駐輪場・ゴミ置き場の印象を改善したりしましょう。
おすすめの工事タイミングは「空室が続いたとき」「減価償却が終了したとき」「競争力が低下したとき」です。

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