不動産管理会社の選び方は?種類や契約形態についても解説

不動産管理会社の選び方は?種類や契約形態についても解説

賃貸経営を始めるにあたって、不動産管理会社の選び方に迷っていませんか。
実際、管理会社ごとの強みや業務範囲を知ることで、トラブルや手間を減らすことができます。
本記事では、管理会社選びの視点や種類別の特徴、委託契約のポイントを解説いたします。
賃貸経営を始めるオーナーの方は、ぜひ本記事をご参考になさってくださいね。

不動産管理会社の選び方のポイント

不動産管理会社の選び方のポイント

不動産管理会社を選ぶ際には、何から重視すべきか知っておくことが大切です。
まずは、客付け力・トラブル対応・業務範囲という3つの視点について解説していきます。

客付け力の見極め方

客付け力を測る指標として分かりやすいのは入居率で、90%以上を保てる会社は、エリア需要を的確に捉えているといえるでしょう。
入居率を公開しているかどうかは透明性を測る物差しとなり、非公開の場合は開示方針が異なるだけのケースもあるため、直接実績をヒアリングすると安心です。
募集ネットワークの広さも大切で、複数の大手ポータルにくわえて地場仲介会社とも連携しているかを確認しましょう。
さらに、ネット広告だけでなくSNSや動画を使った発信力があれば、若年層や転勤族にも訴求でき、空室期間を短縮しやすくなります。
内見予約への即時対応やオンライン内見の仕組みがあると、遠方の候補者も取り込みやすく、機会損失を抑えられるでしょう。

対応体制の比較

トラブル対応では、まず24時間稼働のコールセンターがあるかが重要です。
夜間の水漏れや鍵の紛失など緊急事案に、すぐ駆け付けられる体制が整っているか確認しましょう。
コールセンターを外部へ委託している場合は、対応履歴が管理会社に即座に共有される仕組みがあると安心できます。
また、現場へ向かうスタッフが給水装置工事主任技術者や電気工事士などの資格を持っていれば、修繕も高い品質で対応してもらえるでしょう。
さらに、地域の警察署や消防署と連携協定を結んでいる会社であれば、防犯や災害時の初動が早く入居者の満足度向上にも、つながるでしょう。

委託業務の幅

委託範囲を比較する際は、家賃集金にとどまらず、滞納督促や法的手続きまで引き受けてくれるか確認しましょう。
建物のメンテナンスについても、定期清掃の頻度や設備点検の内容、長期修繕計画の作成有無までセットで頼めると負担が減ります。
クレーム対応では、入居者と直接話す担当部署の経験が成果を左右し、解決までの平均日数を指標にすると、違いがわかりやすくなります。
退去精算を任せる場合は、原状回復費の見積もりが国土交通省のガイドラインを守っているか、事前に確かめることが大切です。
また、契約前にサービス一覧と料金表を照合し、不要なオプションを外せる柔軟性があるかどうかもチェックしましょう。

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不動産管理会社の種類

不動産管理会社の種類

前章では管理会社選びの主要ポイントについて述べましたが、実際にどのタイプを選ぶかも悩ましいですよね。
ここでは、種類ごとのメリット・デメリットについて解説いたします。

管理特化型

管理特化型の会社は運営業務に専念しているため、入居者対応や修繕計画が仕組み化されており、オーナーの手間を最小限にできます。
ただし、客付け部門がない場合は仲介を外部に頼むことになり、情報共有が遅れて募集開始がずれる恐れがあります。
さらに、管理報酬が低くても、点検や修繕のたびに追加費用がかかるケースがあるので、総額を必ず確認しましょう。
管理特化型は、区分マンションや一戸建てなど小規模物件で、運営効率を高めつつ募集を自由におこないたいオーナーに適しています。

仲介特化型

仲介特化型の会社は、集客力が最大の武器です。
大手ポータルサイトでの上位表示やSNS広告を駆使し、短期で多くの内見希望を集められます。
ただし、管理部門が弱いと入居後のフォローが手薄になり、クレーム増加や退去率上昇につながるため、体制を必ず確認しましょう。
仲介特化型は、築浅物件や駅近物件など競争力が高い物件で早期満室を狙うケースや、改修後に家賃アップを目指す際に効果を発揮します。
なお、広告費用と問い合わせ件数の実績を提示してもらうと、投下コストと集客効果を客観的に評価しやすくなります。

一括対応型

管理と仲介の両方を手がける会社は、窓口が一本化され、募集から退去までのPDCAを迅速に回せる点が魅力になります。
ただし、手数料体系が複雑になりやすく、仲介手数料と管理報酬がセットになっている場合は、内訳を提示してもらうと比較しやすくなります。
一括対応型は、複数支店で共通システムを採用していることが多く、遠隔地物件でも均一のサービスを受けられるため大口オーナーに人気です。
一方で、社内規定が硬直的だと個別要望へ応じにくくなるため、事前にカスタマイズできるか相談しておくと安心です。
また、契約期間や解約条件も不動産管理会社によって差があり、違約金や通知期限が長いと乗り換えにくいため、必ず確認しましょう。

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委託範囲と契約形態の最適化

委託範囲と契約形態の最適化

ここまで管理会社選びのポイントや種類を解説しましたが、委託範囲と契約形態の工夫もおさえておきましょう。
最後に、委託戦略や媒介契約ごとの選び方について解説していきます。

委託範囲と効果

委託範囲を決める第一歩は、自分が時間と労力をかけられる業務を棚卸しし、苦手な部分だけをプロに任せる方針を明確にすることです。
たとえば、家賃設定や入居者審査はオーナーが判断し、家賃回収や督促は管理会社へ委託するといった分担が考えられます。
役割がはっきりすると、費用対効果を測りやすく、管理報酬を抑えつつ品質を保てるベストなバランスを見つけやすくなるでしょう。
さらに、遠方物件では巡回点検だけを委託するなど柔軟に組み合わせると、移動負担を抑えた効率的な管理が実現できます。

一般媒介の特徴

一般媒介契約は、複数社へ同時に客付けを依頼できるため、競争が働き集客力が高まりやすく、都市部の需要が高いエリアで効果的です。
一方で、内見調整や鍵の管理が煩雑になり、情報更新の遅れが申し込み重複を招く恐れがあるため、進捗共有ツールを使うと混乱を防げるでしょう。
一般媒介を選ぶ際は、募集条件を各社で統一し募集図面に差が出ないようルールを文書化しておくと、トラブル回避に役立ちます。
また、繁忙期に複数エージェントが同時にポータルへ掲載することで検索上位を維持しやすい点も、一般媒介ならではの強みです。

専任媒介の基準

委託範囲を最適化するには、月次コストだけでなく、修繕積立金やシステム利用料も含めた年間コストで比較することが大切です。
サービスレベル合意書を結び、KPI(重要業績評価指標)を設定しておけば、管理会社が提供すべき品質と報告内容が明確になり、期待値のずれを防げます。
さらに、修繕工事の発注方法を事前に決め、金額上限や相見積もり条件を定めることで、費用膨張のリスクを抑えられるでしょう。
インセンティブ型の報酬体系を採用し、入居率や家賃維持率が基準を超えた場合に報酬を上乗せすると、管理会社のモチベーションが上がります。
一般媒介か専任媒介かの選択は、物件の立地・築年数・競合状況によって変わるため、エリア家賃相場や入居需要をデータで確認して判断しましょう。
専任媒介でも、客付けスピードを高めるため、提携仲介店数や広告媒体数を契約書に明記し実行力を担保すると安心です。

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まとめ

管理会社を選ぶ際は、入居率や24時間対応、業務範囲を照らし合わせ、客付け力とサポート体制を総合的に見極めることが重要です。
管理特化型・仲介特化型・一括対応型には費用構造や対応力に差があるため、物件規模や募集戦略に合わせて最適なタイプを選定することが大切です。
委託業務の棚卸しと、一般媒介か専任媒介かの判断をデータとKPIでおこない、年間コストと入居率を可視化して管理品質と収益を高める運用が望ましいでしょう。

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株式会社エムズ

札幌市に根ざした長年の経験を活かし、迅速かつ誠実な賃貸管理サービスを提供しています。
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