センターイン マンションの特徴について!魅力も解説

センターイン マンションの特徴について!魅力も解説

マンションへの引っ越しを検討するなかで、生活動線の良い間取りやプライバシーを確保できる物件選びでお悩みではありませんか。
限られた専有面積のなかで、廊下のスペースばかりが広くなってしまい、理想とする広いリビングや充実した収納空間を諦めるのはもったいないと感じる方も少ないでしょう。
本記事では、玄関を住戸の中央に配置して空間効率を高める「センターインマンション」の基本概要や、メリット・デメリットについて解説いたします。
家事のしやすさとゆとりある居住空間を両立させ、快適な新生活を実現したい方は、ぜひご参考になさってくださいね。

センターインマンションとは?

センターインマンションとは?

物件探しにおいて、まずはセンターインマンションの基本概要や間取りの特徴からしっかりとおさえるべきでしょう。
センターインマンションとはどのような設計なのか、その特徴について解説していきます。

中央に玄関を置く理由

センターインマンションは、住戸の長辺側の中央付近に玄関を設け、各部屋へ短い距離で移動しやすくした間取りです。
専有面積には、居室だけでなく玄関や廊下も含まれるため、通路が長いほど日常生活に使える空間は小さくなりやすいでしょう。
そこで、玄関ホールを起点にリビングや個室、水回りへ枝分かれさせ、住戸の奥まで続く長い廊下をできるだけ減らしています。
その結果、住戸全体の広さを変えなくても、リビングや収納などへ面積を振り分けやすくなるのが特徴です。
また、帰宅後に各部屋へ向かう距離も短くなりやすく、家族それぞれの移動距離を抑えやすい点も魅力といえます。

間取り例と動線の違い

3LDKでは、中央の玄関ホールを起点に、左右へLDKと個室を分ける間取りが代表的な構成です。
たとえば、片側に家族が集まるLDK、反対側に寝室や子ども部屋を配置すると、くつろぐ空間と休む空間を分けやすいでしょう。
また、専有面積70㎡~80㎡程度の住戸でも、玄関から短い動線でLDKへ入れる設計なら、帰宅後の移動がよりスムーズになります。
2LDKでも同様に、玄関を境としてリビング側と寝室側を分けることで、日常の行き来を短い経路にまとめられるのが特徴です。
つまり、玄関から奥まで廊下が延びる縦長の間取りと比べ、各部屋へ短く移動しやすい構成といえるでしょう。

田の字型との比較と差

田の字型は、玄関から奥へ延びる廊下の左右に居室を配置し、上から見ると漢字の田に似た構成となる間取りです。
片側に共用廊下を設ける物件で多く採用される一方、室内の廊下が長くなり、専有面積のうち通路に使う割合が増えやすいでしょう。
また、共用廊下に面する居室では、窓を開ける際に通行人の視線や足音へ配慮しながら暮らす場面もあります。
一方、センターイン型は住戸の両側にバルコニーを設ける設計もあり、共用廊下へ居室が直接面しない構成を取り入れやすいのが特徴です。
そのため、廊下面積を抑えながら居住空間を確保し、各部屋の採光や風通しにもより配慮しやすくなります。

センターインマンションを選ぶ3つのメリット

センターインマンションを選ぶ3つのメリット

前章では、基本構造について述べましたが、実際に生活するうえでどのような魅力があるのか気になりますよね。
ここでは、生活動線や空間効率の観点から得られるメリットについて解説します。

家事動線が短縮できる

センターイン型は、玄関を住戸の中央付近に置くため、玄関から各居室や水回りへの生活動線を短くしやすい設計です。
たとえば、玄関近くにキッチンがあれば、買い物後の荷物をすぐに運び込めるため、食品や日用品を片付ける負担も軽くなるでしょう。
さらに、キッチンでまとめたごみを玄関まで運ぶ距離が短ければ、片付けからごみ出しまでの一連の流れもスムーズになります。
また、洗面脱衣所とバルコニーが近い間取りなら、重い洗濯かごを持って長い廊下を往復する必要を減らせるのも利点です。
朝の身支度や掃除でも移動をまとめやすく、毎日の家事にかかる時間を効率よく使える点が魅力です。

部屋や収納が広くなる

センターイン型は廊下に割く面積を抑えやすいため、同じ専有面積でもリビングや収納へ空間を配分しやすい間取りです。
玄関から奥まで長い廊下がある住戸と比べると、通路を短くした分だけ、家族が過ごす場所を広げられる場合があるでしょう。
また、大型のクローゼットや玄関収納、納戸などを設けられれば、季節用品や家電をまとめて保管しやすくなります。
その結果、各居室に置く収納家具を減らせるため、床面を広く使いやすく、部屋全体もすっきり見せられるのが利点です。
そのため、物件を見る際は部屋の帖数だけでなく、収納の位置や容量まで確認すると暮らしやすさを判断しやすくなるでしょう。

プライバシーが保てる

センターイン型は、家族や来客が集まる空間と寝室などの私的な空間を分けやすく、プライバシーへ配慮しやすい設計です。
玄関を境にリビングと個室を左右へ分ければ、来客を寝室の前へ通さず案内でき、家族の生活空間を保ちやすいでしょう。
また、来客用のトイレや洗面所がリビング側にあれば、個室側へ入ってもらう必要がなく、来客時の動線も整理できます。
さらに、玄関ホールや水回りがリビングと寝室の間に入ることで、テレビや会話などの生活音が届きにくくなる場合もあります。
そのため、家族の就寝時間が異なる家庭や在宅勤務をする方にも、生活時間を分けやすい間取りといえるでしょう。

価格と希少性から見るデメリットと注意点

価格と希少性から見るデメリットと注意点

ここまで魅力的な側面を解説しましたが、購入して後悔しないために、注意点もしっかりとおさえておきましょう。
最後に、価格や希少性といった観点からのデメリットについて解説していきます。

価格が高くなりやすい

センターインマンションは、玄関の位置に合わせて共用部分を工夫する必要があり、一般的な間取りより価格が高くなることがあります。
とくに、中住戸で玄関を中央付近に設ける場合、エレベーターや共用廊下の配置が複雑になり、建物全体の計画にも影響しやすいでしょう。
また、住戸の両側にバルコニーを設けて建物の凹凸が増えると、資材や施工の手間が増え、販売価格へ反映される場合があります。
そのため、間取りだけで判断せず、希望する広さや立地、管理費なども含めて予算とのバランスを見ることが大切です。
購入後の暮らしまで想定し、自分に必要な特徴かどうかを整理して検討しましょう。

供給が少なく希少物件

センターイン型は、共用廊下やエレベーターホールなどの配置に工夫が必要で、建物全体の設計自由度が限られやすい間取りです。
一般的には、多くの住戸を効率よく配置しやすい片廊下型が広く採用されているため、新築・中古ともに選択肢は多くありません。
また、1棟の中でもすべての住戸へ採用されるとは限らず、角住戸や一部住戸のみセンターイン型となるケースもあります。
そのため、駅距離や学区、築年数などの条件を重ねるほど候補が絞られやすく、住まい探しには余裕を持つことが大切でしょう。
あらかじめ条件の優先順位を決めて、不動産会社へ伝えておくと、希望に近い物件を比較しやすくなります。

家具配置と改修工事の壁

室内に扉や窓が多い間取りでは、家具を置ける壁面が限られるため、大型のソファや収納棚、ベッドの配置には注意が必要です。
購入前には家具の寸法を図面に合わせ、扉を開く範囲や日常の通り道を妨げないかまで確認しておくと安心でしょう。
また、住戸中央付近に配管スペースがある場合、間取り変更や水回りの移動では工事できる範囲が限られることがあります。
配管部分が共用部分にあたるケースでは、自由に移動や撤去ができないため、将来のリフォームを考える方は管理規約も確認しておきたいところです。
そこで、動かせない部分を収納や内装のアクセントとして活用するなど、構造を生かした改修方法を設計士へ相談すると良いでしょう。

まとめ

センターインマンションとは、住戸の中央付近に玄関を配置することで廊下の面積を減らし、限られた専有面積を生活空間として有効に活用できる間取りのことです。
廊下が短い分だけ家事の移動距離を短縮でき、部屋や収納を広く確保できるだけでなく、公私の空間を分けてプライバシーを保ちやすいという魅力があります。
一方で物件価格が高く市場への供給量も少ないうえ、壁面の少なさから家具の配置や改修工事に制限が生じやすいため、予算や将来の暮らしを見据えて検討すべきでしょう。

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